「ホームページが古いのはわかっているけど、日々の仕事で手が回らない」「作り直したいけど、HTMLとか専門的なことはわからない」そんなお悩みはありませんか?
最近は「AIでホームページが作れる」という話も聞きますよね。では、AIを使うと本当に楽になるのでしょうか。今回は、サンプルで作った平成風サイトを例に、AIを使ってModulloへ移設する流れを、専門知識がなくてもわかるようにご紹介します。
今回の題材:よくある「平成風」のホームページ
題材は、今回のためにサンプルで作った、架空のIT企業「株式会社ネクサリオ」のサイトです。2012年頃に作られた想定の、平成風のデザインです。
・スマートフォンで見ると、文字が小さくて読みにくい
・デザインが古く、会社の今の雰囲気と合っていない
・情報が作った頃のまま、更新されていない
ネクサリオはIT企業ですが、社員はお客様のシステム開発で手一杯。自社のホームページは「いつか直そう」と思いながら、作った当時のまま後回しになっている…という設定です。
「うちのサイトもこんな感じかも…」と思った方も多いのではないでしょうか。
例で仕様するサイト画像:


移設ってどういうこと?
今あるホームページの文章や写真を、新しいデザインのサイトに引っ越しさせることです。
移設先は、弊社が提供しているホームページテンプレート「Modullo」です。テンプレートとは、デザインや部品があらかじめ用意された「ホームページのひな形」のようなものです。ゼロから作るより早く、スマートフォンにも対応したサイトに生まれ変わります。
テンプレートだから、AIで移しやすい
AIでの移設がスムーズに進むのは、移設先のModulloがテンプレートだからです。Modulloは、見出し・表・写真付きのカードなど、ページを作る部品があらかじめ決まっていて、どのページも同じデザインのルールで作られています。AIは「この文章は表に」「この写真はカードに」と、決まった部品に当てはめていくだけでよいので、移し替えを早く進められます。
一方で、移設先がテンプレートではなく、一から作るオリジナルデザインのサイトの場合は、今回の方法だけでは対応できません。デザインを考えたり、ページの部品を作ったりする工程が別に必要になり、その分の時間や費用もかかります。
「早く、きれいなサイトにしたい」ならテンプレート、「デザインにとことんこだわりたい」ならオリジナル、と目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
AIに任せたこと
引っ越しの中で一番手間がかかるのは、「今のサイトの中身を、新しいサイトに移す作業」です。これまでは、ページを1枚ずつ開いて文章をコピーし、新しいサイトに貼り付けて…という作業を人が手作業で行っていました。
今回はこの作業を、AI(Claude Code)に任せました。
・会社概要、沿革、サービス内容、採用情報、お知らせなどを読み取る
・それぞれを新しいサイトの該当するページに振り分ける
・住所や電話番号、メニューなども新しい内容に入れ替える
・内容に合う写真を選ぶ
作業は、自分のパソコンの中だけで動く練習用のサイト(「Local」というツールを使います)で行うので、今公開しているホームページには一切影響しません。
移設後サイト:


AIだけでは完璧にならなかったこと
便利なAIですが、任せきりにはできません。今回も、次のようなことが起きました。
・ロゴがほとんど見えなかった:元のサイトのロゴは、暗い背景に合わせた白い文字でした。新しいサイトの明るい背景では、ほとんど読めませんでした。
・写真の選び方が合っていなかった:横に長すぎる写真を選んでしまい、説明文が写真からはみ出していました。
・触ってみると動きがおかしかった:画面を見ただけでは問題なさそうでしたが、実際にマウスを乗せてみると、説明文がきちんと表示されませんでした。
・料金表が読みにくかった:表に区切りがなく、どの料金がどのサービスのものか、ぱっと見てわかりにくくなっていました。
最後の2つは、人が実際にサイトを触って見つけたものです。最終的にはロゴも、人がサイトに合うものを選び直しました。「見やすいか」「会社のイメージに合っているか」は、やはり人の目で判断する必要があります。
担当者さまにお願いすることは?
専門的な作業は、弊社がAIを使いながら進めます。担当者さまにお願いするのは、主に次の2つです。
・内容の確認:会社名、住所、電話番号、料金など、大事な情報が正しいか
・情報の見直し:古いままの情報(従業員数やサービス内容など)がないか
HTMLなどの専門知識は必要ありません。「ここの写真を変えたい」「この文章を今の内容にしたい」とお伝えいただければ大丈夫です。
かかった時間の目安
今回のテストサイトで、作業したときの目安時間です。
| 作業 | 担当 | 時間 |
| 中身の移し替え | AI | 半日 |
| チェック・仕上げ | 人(弊社スタッフ) | 1.5日 |
| 合計 | 約2日 |
AIのおかげで移し替えはすぐ終わるので、その分、人がしっかりチェックと仕上げに時間をかけています。
もし、人だけの作業になってしまうと 5日~8日はかかっていました。
まとめ
・一番手間のかかる「中身の移し替え」は、AIで大幅に早くなった
・ただし、見やすさや会社のイメージに合うかは、人が確認して仕上げる必要がある
・移設先がテンプレートだから移し替えが楽。オリジナルデザインの場合は、別の工程が必要
・担当者さまの手間は、内容の確認が中心。専門知識は不要
「手が回らないから」と後回しにしていたホームページ、少し身近に感じていただけたでしょうか? 今あるホームページの中身を活かせば、一から作り直すよりずっと少ない手間で、新しいサイトに生まれ変わらせることができます。